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行き止まりは、どこにもなかった

行き止まりは、どこにもなかった

新!コテ派な日々~第七話~

ロドク「うおぉおおーっす!やけどなおしの準備はいいかぁーっ!」ガチャーッ! 死忘「あいよ。」ボォオオ

ロドク「ぬがぁあああ!!顔面ダイレクトヤキムッシー!!」ジタバタビクンビクン!

死忘「意味分からん事言いながら入ってくるからだよ。ミルラちゃんが怯えるでしょ」

ミルラ「あ、お邪魔してますー。」

ロドク「おぉう、すっかり馴染んだのね。てかまた来てたんかい」ミルラ「向こうは平和だからねー」

死忘「それ要するにこっちいつもカオスって事か!」ロドク「まぁ飽きはしないだろうね。」俺もそのうちあっち行ってみようかしら

ミルラ「あ、でも何か…」ロドク「ん?」

ミルラ「未だに皆と何か距離を感じるんだけどなんでだろ…。」ズゥーン…

ロドク「あー…。なんで、だろうなぁ…?(眩しいからだろうなぁ)」相性がなぁ。

死忘「そういやロドクは何の用事?割と今回も前回から考えても来る間隔狭い方だよね?急用?」

ロドク「んにゃ?ぜーんぜん。気まぐれだわ。後はまぁ…新参のミルラがもしかして居るかな―って。」

ロドク「そして居たならば…大丈夫だろうか、って心配での様子見。」

死忘「…よく放送の時イジメてんじゃん。そのくせに?」

ロドク「へぁっ!?いや、あれはドクイロとミルラの絡みですんで俺は関与してないです!」てかお前もその記憶何であるんだ

ロドク「そもそもあれは放送上のイジりであって、ネタであって、キャラクターの中で唯一の良心だしミルラは寧ろ好きな方だぞ!」

ミルラ「っ!///」カァーッ

死忘「わわっ!ミルラちゃん顔真っ赤に!変な事を平然と言うなロドク!!」ロドク「変な事扱い!?ちげーよ!」

ロドク「…つーか、男同士だからな。ドクイロはバイって公言しちゃってるからまぁその辺アレだけど。」アイツ彼女居るけどさ

ロドク「そしてこの世界同士でそういう関係出来ても不毛っつーか虚しいっつーかなぁ…まぁともかく変なテレ止め…どうした」

死忘「…別に」ロドク「(あっ、しもた。クソ失言だった)」

※死忘はかてないさかなへ片思い。(実際は両思いだが関係が進まないし死忘は知らない。)

ロドク「あっ、あー…そういえば!皆居ないんだな今日は。大抵リビングに居るもんだと思ってたが…」

死忘「えー…?余程用事ないと大抵皆部屋から出て来ないよ…。“嫌な予感がする緊急に備えて待機!”っていつもは居るけど」

ロドク「俺が来るの嫌な予感で感じ取るのやめろ」俺もそうだけども。  ミルラ「僕はお客さん嬉しいよ!」

ロドク「寧ろここの主だよぉーい!!客扱いするなってよぉーい!!」犬の家庭内の序列かよ!!

ミルラ「えっ、え?」

死忘「あー…ロドクのよく分からんキレは基本無視していいんだよ、ミルラちゃん。」ミルラ「そうなんだ?こっちのロドクくんと同じだね」

ロドク「向こうのロドクもこの俺ロドクもこの扱いよ…。てか、そっか…普段はやっぱ引きこもりか…。」ここのメンバー…

死忘「まぁ、だからお陰で暇だよね。」ミルラ「今居るのはココに居る3人だもんね。」

ロドク「…そうだ。今ふと思いついたぞ。今日用事なかったけども。名案だわ。」

死忘「あ?え、なに?ロクでもないからやめとこ?」ロドク「せめて内容聞いてからにして」心折れる流石に

ロドク「てかまぁ、ちゃんとお前らの協力があればそう碌でもなくはならんて。大丈夫だって」

死忘「一人だとロクでもない自信はあるんだね。」ロドク「お前最近さかな並に皮肉キツくない!?」似てきてるわ!

ロドク「まぁ、ともあれだ。皆バラバラで行動してたり、引きこもってる位だし暇だよな?」

死忘「まー…多分?」

ロドク「暇を潰せてかつ、引きこもりを解消するイベント企画を思いついた。」ミルラ「イベント?」ワクワク

死忘「えー…コトちゃんだってそういう感じでなんか台本書いてたりしたけどさ…。大丈夫かなぁ」

ロドク「大丈夫だよ!あのな、ミルラの歓迎会でも開いてみねぇかい皆でさぁ!!」

ミルラ「えっ!ぼ、僕の!?」死忘「…あー、なるほど。そういえばそう言うの考えても見なかったな―」

ロドク「折角こっちによく行き来してくれる様になってるしな。新住人でないにしても準レギュラーなノリだし、いいだろ!」

死忘「いいけども…。」ミルラ「歓迎会…ってどういう事するの?慣れてないからわかんないよ?」

ロドク「そこを皆で考える。そういう形ですって。」死忘「要はノープランじゃねーか」

かてないさかな「ほう…なるほど。かくし芸大会ですか…」ガチャッ

ロドク「一言も言ってねぇ」何?それで固める気?

激撃激「おぉ!!」ガチャー!

ロドク「お前の出番でもねぇ。座ってろ」激撃激「なんだとこのやろう!!」トスッ ミルラ「でも座るんだ」

閃光騨「じゃぁね!ぼくね!てじなやる!!」カチャッ! ロドク「それ多分お前の能力使うだけだよね」

ユキ「司会は任せろー!」バーン! ロドク「参加側に回らんかい!!」

       シナリオ
糊塗霧「フフフ、脚本はいかがかな?」カチャ…ギィイイ ロドク「番組企画じゃねーよ!なんだ台本付きの歓迎会って!」

ロドク「てか急に一気に湧いたな!そのつもりだったからいいけども!」かてないさかな「ロドクさん、お言葉ですがね」

ロドク「あん?なんだよ。」

かてないさかな「私は…いえ、私たちは歓迎会というものの形式が正直良くわからないので、ならば一目で
         その人がどういう人間か分かる様なかくし芸大会にしてしまうのが最適ではないか、と意見を出したのですよ」

かてないさかな「それを、最初から却下、否定はどうかと思うのですがね。どうです、その辺」

ロドク「とりあえず間違いなくそれ言い訳でお前がやりたいだけだとは思う」俺に屁理屈は通用せんぞ。

かてないさかな「チッ…。」ロドク「やっぱりかよ」死忘「で、後やるならまぁ、その上で自己紹介的なの入れるって感じかなー」

ロドク「いや待て待て。お前何平然とさかなの案入れてんだ?やらんって」

死忘「えー。いいじゃん。分かりやすいし。」ミルラ「僕も賛成だよー。皆のかくし芸、見てみたいもん」

ロドク「馬鹿野郎!俺の…てかドクイロのメインかくし芸一人二役、声変えなんだぞ!この世界じゃなんもできねーよ!」

かてないさかな「じゃぁ参加せず端に行ってればいいんじゃないですかね。それで解決ですよ」

ロドク「なんなんだよお前ら!率先して俺を追いやろうとすんのやめろよいつも!参加させろよ!」

糊塗霧「なら、ロドクが司会をやるのはどうだ?ユキ姉にやらせないと言うなら特に妥当じゃないか?」

ロドク「結局それ俺参加者側から追いやられてんだろ!おのれコトちゃんまで俺を裏切りやがった!!」

閃光騨「…!!」ピーン 激撃激「あ?どした、せん」

閃光騨「ぼくちょーイイコトおもいついた!!これでロドクもでられる!」

ロドク「え?あ、マジで。いや、何するんだよ。ネタ合わせ間に合うの?」普段からやった事ねーぞ?

閃光騨「…しょーかーん!!」ロドク「ヅッ!?? オボォロォオォッァアア…」ボトッッ…

ミルラ「わぁああ!!?ロドクくんの口から何かデカイ魚がぁー!!?」

閃光騨「てじなだいせいこう!!!」ロドク「って馬鹿野郎!!」スパーン!! 閃光騨「いたいー!!」

ロドク「死ぬわ!!てかもうここでやったらかくし芸でやる必要ねーわ!ネタバレしてるわ!
                …なんだこのでっけー魚!!よく俺の口から出たなオイ!」

糊塗霧「…凄いな。1m超えのブラックバスだぞ」ミルラ「魚釣り大会優勝出来ちゃうね…」

死忘「てか子供相手に暴力はダメでしょ!!」ザクッ!! ロドク「俺相手はいいのかオイ!!」カマもろ頭に刺さったぞ!

糊塗霧「そうか!流れはこうだな!?」ドゴッ!! ロドク「何でだぁ!!?てか結構強いなそのロボ!」重いぞパンチ!

かてないさかな「ここまで来たらもう、私がやる事は一つですよね。」ザクザクザク

ロドク「やめろやめろマジで。太刀ってそうやって細かく刻むために二刀流でもつもんじゃねーだろ。ってオイ!!」

ロドク「もうお前らどさくさに紛れて俺を攻撃したいだけになってんじゃねぇか!!ふざけんな!!」ミルラ引いてんぞ!!

死忘「普段が普段だからつい」激撃激「チャンスだとおもってよー。つかおれのばんまだかよ?」キュウウウ

ロドク「溜めんな!!家ごと吹き飛ぶわ!!」ユキ「普段からエロい事ばっかしてて有害だからこの有様なんだよ」

ロドク「エロは万死に値すると言うのか!この調子で行ったら俺はあと何度死ぬんだ!!」

ミルラ「え、えっと…222回…くらいかな…?」

ロドク「その数字を出すなぁああああ!!」ミルラ「ご、ごめんなさーい!!」

※生放送にてドクイロが初めて会う人が来る度にリセットボタンを押すピクミン実況をやった時2日目でリセットした回数。

ロドク「てかお前さっきまで引いてたのもう収まったのか!」ミルラ「ちょっと慣れてきた!」閃光騨「ヤバイんじゃない?」




その後、結局この調子で話が全くまとまらず進まず。本日中の開催は不可能だという結論に落ち着いた歓迎会は


日を改めて、落ち着いた頃にまた後日と言う事で収まった。


ロドク「それくらいでまた出来るとは思えねーけどな。」










ロドク「って事で数日後って奴だ。さぁてお前ら。今度こそやるぞ?まともにやれよ?」

かてないさかな「え?」死忘「あ、本当に後日やる気でいたんだ。」糊塗霧「な、なんだと…!?」

ロドク「冗談と思われました!?どっこいこれが現実です!」やるよクソが!

ミルラ「あの時は本当すごかったよね…。」死忘「室内血まみれだもんね。ロドク何回攻撃されてたっけ。」

ロドク「222回。マジでミルラが言った数に丁寧に合わせやがってお前ら…。」何気一番ユキが痛かったのも怖ぇが。

ロドク「ミルラちゃんに色々トラウマ植え付ける様な事ばっかすんなよな本当…」

死忘「途中からずっとミルラちゃん笑ってたけどね」ロドク「嘘ん!?」ミルラ「たのしかったよ!」

ロドク「あかん!純粋な子だったのに目が!目が笑ってない笑顔覚えちゃった!」黒い!

糊塗霧「良かったな、この世界が漫画によくある不条理系の世界観で。」ロドク「まぁ…うん。もし何かあっても死にはしないからな」

ロドク「てかマジで普通なら死ぬよ?ギャグ漫画のキャラもこういう時よく笑ってみてるけど人間なら死ぬよアレ」

かてないさかな「実際ここでは死なないんだからそう言うの突っ込まないでいいんじゃないですかね。」ねちっこいやつだな

ロドク「いや俺被害者!!…もういいや…。まぁそんなこんなでそれらはさておき。話進めようぜ?全然まとまってねーんだから」

死忘「え?いやいや。皆ずっと暴れてたりしたけど、ユキ姉が大体はまとめてくれてるよ」

ロドク「俺の立場!!本当にやるんだ?とか言ってたくせにちゃっかりとやってんのかよ!どれ?」

死忘「どっかそこら辺においてない?あ、ほら、リビングのパソコンの上」ロドク「これか。えーと」

『めんどい。もう隠し芸大会で決定!!』

ロドク「ユキィイイ!!」これまとめたって言わない!

死忘「…まぁ、そう言う事でね?」

ロドク「そういうも何もねぇよ!あの時から一歩も動いてねーじゃん話!!どゆことぉ!?」

ミルラ「大丈夫だって!僕楽しめるから!ね!」

ロドク「本当にいいのかねぇ…」かてないさかな「元々反対アナタしかいませんしね。」ロドク「いやでもさぁ」

ロドク「めんどいからって理由で適当に決められた様に思うがなぁ…」

死忘「てか、なんでそんな執着してんの?僕らが来た時に別に
     そういう歓迎会とかなかったじゃん。寧ろなんで態々するの?って感覚だよ?僕ら。」

ロドク「いや、お前らはほぼまとめて出て来たしな…。それに、物が違うだろ、相手が」

ロドク「アレだぞ?」

ミルラ「え?」←アレ

かてないさかな「…えー…。」死忘「…うん、わかった気がする…。」

ロドク「そういうのちゃんとしててあげたいじゃないか、他と違って。かわいそうだもの。」

ミルラ「えぇぇぇー…?」

ロドク「…な、こう、地味に馬鹿にされてるっぽくても気づかんかったりするしな」

ユキ「あれ素なの?天然なの?」どっちでもちと鼻につくわー

ミルラ「え、何?なんか酷い事言われたの?と、とりあえずやめて!」

ロドク「てか何気にスッときてんじゃねーよユキは。他を呼べ他を。」

ユキ「あー、はいはーい。全員集合!!」

「あいよー」「え、また?」「寝てたいぞ…」ゾロゾロゾロ

siwasugutikakuni「…。」

ロドク「うぇえ!!?まさかの、お前も来たのか!!」来ないとばかり…

siwasugutikakuni「ゲイヲヤレバイイノカ」

ロドク「あ、あぁ。えぇ?出来んの…?いや、流れ的に助かるけどもさ」

siwasugutikakuni「…。」スッ ロドク「何?」死忘「あ、冷蔵庫にあった豆腐だね。今日のおゆはんの予定の。」

siwasugutikakuni「フッ!」バッ!

シャシャシャシャシャッ!!シャリィンッ!!

糊塗霧「おぉ!?」ロドク「意外と料理出来るとかか!?綺麗に細かく切り分けるのか!」

siwasugutikakuni「…デキタ」スッ

ミルラ「わぁっ!僕の顔だー!!」

かてないさかな「…豆腐を切って絵を作った、だと…!?」

ロドク「思ってた以上に器用だった!?っていうかお前本当ドクイロのコテかよ!?俺なんか超不器用だってのに!オイハゲコラァ!」

siwasugutikakuni「ウルセェアタマノテッペンノソノホシコマカクシテヤロウカ」ロドク「大した意味はねーけどやめろ俺の部位破壊やめろ!!」

ユキ「わー。シワくん、珍しくすごくテンション高いなぁ。楽しんでるね!」

かてないさかな「……他にもっと目を向けるべき場所、沢山ある気がするんですがねぇ。」ユキ「え?別にないかなー」

死忘「ユキ姉は平常運転だなあ…。」

ロドク「初っ端からレベル高すぎてこの後やりづれぇ…てかミルラ豆腐見たまま固まってるし…おーい。おぉおおーい」

糊塗霧「早いとこ解凍しないと次に行けないな。」ロドク「おい、ガキ共。起こしてこい」閃光騨「え?」激撃激「おー、じゃぁ」

ロドク「大丈夫かミルラー!返事をしろー!じゃないとえろいところ揉むぞ!!」激撃激「んだよ!けっきょくじぶんでいくんじゃねーか!」

ミルラ「ハッ!だ、だめぇー!!何考えてるのー!!」ロドク「この後早くハケさせたいとか考えてる」糊塗霧「つまらんな…」

かてないさかな「と言うかアナタのえろい所ってどこになるんですかね…。」男性でしょう?

ミルラ「……おしり…かな?」死忘「はいはいはいはい!!これ以上そういうの喋らせない!!次次!誰行く!?」

死忘「誰も行かないなら僕が一発ネタやるよ!」

ロドク「へ!?そんなのあんのかお前!」死忘「うん。こう、寝そべってね?」ゴロンッ

死忘「…はい、影。」

しーん…。

グシャッ

死忘「ぶげっ!!」かてないさかな「アナタ元々私の影みたいな設定のコテでしょうが…。」

ロドク「失笑すらでねーよ」ユキ「ごめん、これは流石に庇えない。」

糊塗霧「はぁぁ~…。」←深い溜め息

激撃激「チッ」

閃光騨「ハッ」←鼻で笑った

siwasugutikakuni「…。」スッ 死忘「え?な、なに…?」

siwasugutikakuni「…デ、ソコカラドウスル?」死忘「えぇええ!?ま、まさかの無茶振り!?」

ロドク「本当に割と今回テンション高いのか?シワ…」かてないさかな「さ、どうするんです、死忘」

死忘「え、え、えーっと…!!じゃ、じゃぁー…」

ミルラ「あっ、え、えーっと…ぱ、パチパチパチパチー!おつかれー!次いきましょー!」

死忘「…。」ミルラ「あっ…い、いや…」

死忘「生きててすいません割とまじで…。」

かてないさかな「よし。この流れなら次は私が行きましょう」ロドク「マジでか?いいの?」

かてないさかな「はい。死忘が自分から大火傷を負う大事故でハードルは大爆発、一気に下がってますからね」

死忘「い、いや…そこまで言うほどじゃなかったと僕は思いた…あ、いやなんでもないですすいません」

かてないさかな「何も言ってないんですがねえ」ロドク「目が笑ってねぇからな」無言で見てたしな

糊塗霧「で、何をやるんだ?」かてないさかな「まぁ、無難に…私と言えば元は道化をイメージしてデザインされてますから」

かてないさかな「この太刀でジャグリング、なんてどうでしょうか、とね。」

ロドク「…いや確かにデザインはそれだけども…別にそういう事やってた経験はないだろ…大丈夫かお前。」

かてないさかな「えぇ、大丈夫ですとも。これは所謂自分との“闘い”であって、コツとかそういうのは二の次。」

かてないさかな「必ず“勝って”みせます。」

ロドク「あ、ちょ、その発言既に死亡フラグ…」

ザクッ ギャー!

ロドク「だよなぁ…。能力、“必ず負ける”だもんなぁ…」勝負だと思わなきゃ行けたかもしれんが…

ミルラ「血、血が…!血が…!!」ユキ「もー。ミルラちゃんめっちゃ怯えちゃったじゃん…」

糊塗霧「火傷コンビめ…。」

かてないさかな「火傷したのは認めます、が、これと同列にまとめるのは止めて下さい」

死忘「一応二人で一つのコテだよね僕ら!庇ってくれてもいいんじゃない!?ねぇ!!」閃光騨「それよりつぎぼく!」

激撃激「へっへー!オレもまさかのとーじょーだぁ!!」

糊塗霧「んー…子供2人か。こういうの逆に得意そうだな。」ロドク「俺はそうは思わない」前回があるし

閃光騨「ではさっそく!ゲキのてっぽーからハトがでるよ!みててね!」激撃激「よーくみとけよー!」

死忘「え、あれ、それ前日にも同じ様なのやったような…」ロドク「ほらな。」ミルラ「まぁまぁ…。」

激撃激「せーの!3-!」閃光騨「2-!」激撃激「1ー!!どっかーん!!」

ズルッ…。

ボトッ

全員「えっ!」

閃光騨「…あれ。なんで?」激撃激「トリのまるやきでてきたぞ?どういうコトだ?」

閃光騨「…あ!そっか、ゲキのてっぽーって、すごいあついんじゃなかったっけ!」激撃激「やっべ!そうだったわ!あ、えと…」

閃光騨・激撃激「…。」

閃光騨・激撃激「めしあがれ!!」

ミルラ「ムリだよぉおおお!!!」ブンブンブン! ロドク「もはや新人イジメの域じゃねぇか!!」ゴッ!ガッ!

閃光騨「いたいー!!!」激撃激「てめー!!おもてでろコラー!!」

ロドク「こんなエグいもんみせといて逆ギレとは、いっぺん痛い目見せなきゃならなそうだな…放棄、“攻撃力の限界を”…」

ユキ「って!子供相手に何やろうとしてんの!!」ドズゥッ!!

ロドク「ゴペッ!!ゲフッ、ぐ、かなり重いのが腹に…!てかお前がこうやって甘やかすからこいつらが…ん?」

カサカサ…ゴソゴソ…

ロドク「…なにしてんだヤキムシは。なんでゲキの銃にハマってんだこいつ。」ミルラ「そういう習性、とか…」

ロドク「いや知らんけど…」激撃激「…そうか!にんげんたいほうってやつだな!!」ロドク「いやいや待て待て」

ヤキムシ「…。」

ロドク「打ち出されたら一瞬で見えなくなるだろそれ!てかまた事故になる気しかしねぇ!やめとけって!」

ゴォオオオオオオ!!!

死忘「…いいからやれ、って言ってる感じするね…」

かてないさかな「いいじゃないですかもう。どうせ大事故頻発した後ですし。満足するんならさせてやれば。
               どうせ火傷する事は無いでしょう?同じ火属性ですし。一発どーんと花火のつもりで」

ロドク「俺知らねーからな…。おい、イイってよ、ゲキ」激撃激「よーっしきたぁ!いくぜぇぇぇぇ!」チャキッ

ドォンッ!!

グチャッ!!

糊塗霧「…うわぁ。物凄く嫌な音したぞ…。」

ミルラ「…」ゲッソリ

ロドク「もうミルラげっそりだよ。ロクな芸出来た奴いねーよおい…。これもう嫌がらせ会だよ最早。」

糊塗霧「…ここは、満を持して私の出番だな。」ロドク「え、まじでか?」糊塗霧「あぁ、私が盛り上げるしかあるまい」

ロドク「この惨状の中、どう足掻いても絶望感パネェけども?」

糊塗霧「ふん、まぁ見てるがいい。あぁ、おい、ミルラ?」

ミルラ「…。」←疲労で放心中

糊塗霧「おいって!ミルラ!」ミルラ「あ、は、はい!?」

糊塗霧「次は私の番、なんだが先に言っておく。私は何の芸も持たないんだ。」ミルラ「えっ、どうするの?」

糊塗霧「何、芸が無いなら自分の得意な事をするまでだ。聞いてくれるか、ミルラ。」

ミルラ「得意な…こと…??って…?」

糊塗霧「そうか、キミは知らないか…私は、物語を書いたり、語るのが趣味でな。今回も一つ、朗読をしよう。」

糊塗霧「これは、サバンナに住む、寂しがりなライオンの物語だ…。彼はその姿から恐れられ、嫌われていた…」











糊塗霧「…以上だ。」

ロドク「…てか、それ聞いた事あると思ったらバンプのダンデライオンじゃねーか。」

※BUMP OF CHICKEN の楽曲、“ダンデライオン”のこと。

糊塗霧「まぁ、流石にオリジナルで泣かせる技量も自信もなかったのでな。
      一先ず、自分の語り口調で改変しつつ、とにかく感情を込めて語ってみたぞ。どうだった?」

ミルラ「ぐずっ、ごめん、ティッシュ頂戴…」ボロボロ…

ロドク「良かったらしいが…いや、歓迎会で泣かせてどーすんだお前。」

糊塗霧「む。方向性をミスったか…では、そんな泣き虫なキミへ、次の物語だ。人を笑わせる事を生業とする男の話だ…」

ロドク「もうバンプ推しはいいんだよ、やめろよ。」糊塗霧「オイオイ、語る前にバラすなよロドク。まだこれからだぞ?」

※ラフ・メイカー。

ロドク「結局歓迎会らしい歓迎会出来てねーよ。歓迎感全く出てねーよ。お前らと来たらよぉ…。」

死忘「…じゃぁ、ロドクやれば」ロドク「え?いや、やらんよ」かてないさかな「えぇ?あれだけ人に言っておきながらですか?」

ロドク「いやいや。だって俺最初から何もねーって言ったじゃねーか。それに、だから反対してたろ。
         それで文句言う権利はあるだろうよ?文句いったからってなんかさせられる筋合いねーだろ?」

糊塗霧「しかし、この流れなら順番的にはロドクがやるべきなんじゃないか?お前、参加はしたかったんだろ?」

ロドク「だからってやるとは言ってねーよ!知らん知らん!
      もうダッシュで帰るし!ドクイロとして彼女とイチャつく!オイ、離せってコラ!!」

かてないさかな「逃がすとお思いで?」

閃光騨「がんばれロドクー!!」激撃激「まけるなエロししょー!!」

ロドク「エロ師匠言うなコラ!てかそれネタ元わかんねーよ誰も!」

siwasugutikakuni「…コロスゾ」

ロドク「もうこいつ状況とか何もかも投げ捨ててただただ殺気飛ばしてるじゃねぇか!!せめて理由か理屈ぐらい用意して!!」

ロドク「…仕方ねぇ。あれで行くか…」死忘「えっ!」かてないさかな「アナタ芸あったんですか!!!?」

ロドク「その大袈裟な驚きスゲー腹立つわぁ。いや、披露する物でもねーんだけど…」ゴソゴソ サッ

閃光騨「…え。なにそれ」ロドク「粘土。一応これで色々作れるぞ俺。」

かてないさかな「うっ、うっわぁぁぁぁぁぁあ……あぁ……じ、地味…うわぁぁぁぁ……」ひくわぁ…

ロドク「だからやりたくなかったのにもう!!…あん!?」クイックイッ

ミルラ「あ、えっと…リクエストとかはいいのかな…」ロドク「え?あ、うん。まぁいいけど…」

ミルラ「ば、バラとか作れる…?」ロドク「すげぇ無茶来たオイ!資料よこせまず!!」死忘「色々作れるって言っておいてそれかよ」

ロドク「ちゃんと“何でも”とかは言ってないんだからいいだろうがそんなもん!ちょ、待て、えーっとこれをこう…」モニモニ

糊塗霧「あ、もう地味だからやらなくていいぞ。そろそろなんならお開きにしようじゃないか」

ロドク「コトてめぇ!!」

ユキ「はーい、ここまでー。その辺にしときなー。すーぐ皆暴れだしちゃうんだからもう…」

ロドク「ユキお前さっきからあんま居なかったな…。…!てか、お前まだ芸披露してねーよな!?ハッハッ!トリはお前だユキィイイ!!」

ユキ「えー…?いや、私はいいでしょ。芸とかないもん」ロドク「それで通らない事は俺が実証済みだしー!!ほれほれ!」

死忘「やめなよユキ姉に絡むの―…」かてないさかな「みっともないですよ」

ロドク「るせぇ!!ここで全員恥かいて終わらなきゃすまねぇんだよ!!」

ユキ「もー…しょうがないやつだなぁ。てかね、芸は無いけども、歓迎会らしいこと、ちょっとは出来てると思うよ私。」

糊塗霧「…出来てる、だと?過去形じゃないか。一体何を…おぉ?」

閃光騨「え、なになに?」ユキ「はい、皆テーブルをご覧下さーい」

ミルラ「…わぁー!!すごーい…!!」死忘「すげー!!何時の間にか料理出来てるよ!!」

かてないさかな「これ程の準備…相当手間がかかるでしょうね…。本当何時の間に…」

ユキ「ふふ、まぁ、他がダメでもせめてこういうのあれば、歓迎会らしくなるかな、って最初から準備してたんだー」

ユキ「まぁ、上手くいったっぽいね?」ロドク「…いや、でもこれ、ちょっとやそっとの時間じゃ出来ねぇよな…」

ロドク「お前…殆ど俺らの芸みてねーな…?」

ユキ「別に何時でも見れるでしょー。いいじゃん。それよりともかく飲んで食べてさ、楽しもう?」

かてないさかな「まぁ、二度とあんな大火傷お見せしませんが…概ね同意ですね、ねぇ死忘…。あれ。オイ、死忘?」

死忘「マジすっげぇー!!これこれ!りんごウサちゃんだよウサちゃん!」ミルラ「やったぁ!カワイイ!取って取ってロドクくん!」

ロドク「は?甘えんな!!遠かろうと近かろうと己の足で歩き、己の手で掴み取れ!男らしく!!」

ユキ「あ、これはマイナスですねぇ~。ロドクの高感度、一気にドーン!」死忘「ざまぁwww」

ロドク「ミミミミミルラー!!このからあげとかどうかなー!!取ってきたぞほれ、あーん!!」

ミルラ「脂っこいのは今要りませーん」ロドク「ぬがー!」糊塗霧「あ、じゃぁ私が貰おう。」パク ロドク「てめっ!」

ユキ「はい、ミルラちゃんココアー。冷たいので良かった?」ミルラ「あっ、ありがと!!」

ロドク「くそー!!てめぇだけ高感度上げやがってぇー!!俺の邪魔をするなユキィィイ!!」

ユキ「文句言う人は食べなくてよろしい!!」

ロドク「料理に文句はいってねーよ!!お前に文句言ってんだよ!!」ユキ「私が作ってんだから文句言うな!!」

ロドク「くっそがぁぁあ!!」



かてないさかな「…もうさっさと食ってやがる。…はぁ。私も行きますかね。」

糊塗霧「さかな、良かったな。何とか歓迎会になったぞ。これで我々の面目も立つと言うもんだ。」

かてないさかな「別にそういうプライドは無いですけどもね。一時はどうなる事かと思いましたが、これで平穏無事ってトコですか」

ロドク「おっと、これやらんとな!よーしお前ら、乾杯しよう!俺が言ったらやるんd」

全員「カンパーイ!!」ロドク「無視か!折角俺が提案したのにお前!案だけ奪ってんじゃねぇよ!!」

ミルラ「ロドクくんって割といじられ役なんだねー。面白いww」

ロドク「いやいや待って待って!その認識別居住区にまで持たれたくないんだけど!!おいって!!」






こうして、何とか歓迎会は最終的には平和に終わる事が出来た。

唯一、その後も大きな被害を被ったとするなら、それは恐らくロドクだろう。なんせ…。


ミルラ「ロドクくん、ごめん…この前借りたゲーム…壊しちゃった…。」

ロドク「スーファミソフトを!?で、データが消えやすいのはともかくとして、頑丈なのに破壊されたとな!?ば、馬鹿な…」ガタガタ

ミルラ「なんてね、嘘だよっ!」

ロドク「うぉい!!」



ミルラちゃんにまで、ロドクはいじられ役として完全に定着。

ふとした時に彼をからかうミルラちゃんの姿が見られる様になりましたとさ。



つづく。


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